グリーンカルとはどういう飼料?テオブロミンが検出された原因は?




2019年6月15日、16日に中央競馬で156頭の競走馬がレースから除外されるという衝撃的なニュースがありました。

その内容が禁止薬物のテオブロミンが飼料添加物のグリーンカルから検出され、それを競走馬が摂取した可能性が高いというものでした。

今回はそんなグリーンカルとは一体どういうものなのか、またなぜグリーンカルからテオブロミンが検出されてしまったのかについて見ていきたいと思います。

題して「グリーンカルとはどういう飼料?テオブロミンが検出された原因は?」です。

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グリーンカルとはどういう飼料?

グリーンカルとは競走馬用のカルシウムのサプリメントです。

原材料は炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸亜鉛、グリシン、リジン、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、乳糖、アルファルファミールなどから出来ています。

なので今回ニュースになっている禁止薬物のテオブロミンは含まれていませんし、商品説明にも「競走馬理化学研究所も検査を実施しており、競馬法に指定される禁止薬物の陰性を確認しております。」と記載されています。

それでは一体なぜグリーンカルに禁止薬物のテオブロミンが含まれてしまったのでしょうか。

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グリーンカルからテオブロミンが検出された原因は?

テオブロミンとは?

テオブロミンとはチョコレートやココアに含まれる物質興奮作用、気管支拡張作用、強心作用利尿作用があります。

チョコレートに含まれるテオブロミンの量は、人間にとっては害になるほどの量ではないが、犬や猫や鳥類のようにテオブロミンの代謝速度が遅い動物にとっては害になりうる。

小型犬で50 g程度、中型犬で400 g程度のチョコレートを摂取すると、犬はチョコレート中毒を起こし、消化不良、脱水症状、過度の興奮、心拍数の増加などの症状が表れる(カカオ含有量の多い製品では、これよりもずっと少ない量で症状が出る)。

酷くなるとてんかんのような発作を起こして死に至ることもある。

アメリカグマがチョコレートを摂取して心不全で死亡した事件が何例か報告されている。

出典:Wikipedia

よく疲れた時にはチョコレートを食べると元気になるといいますが、動物にとっては効果が強すぎて興奮しすぎてしまうんですね

たしかにペットにチョコレートを食べさせてはダメといいますよね。

テオブロミンを摂取した可能性がある競走馬たちは大丈夫だったんでしょうか。

グリーンカルからテオブロミンが検出された原因は?

グリーンカルに禁止薬物のテオブロミンが含まれた原因は製造ラインだそうです。

グリーンカルを製造している同じ建物の別のラインでカカオ豆が粉砕されており、この粉塵がグリーンカルの材料となるアルファルファミールに混入してしまったようです。

今まではこのようなことが起きていないので、偶然にグリーンカルの製造とカカオ豆粉砕の工程が重なってしまったのでしょうか。

また販売元の日本農産工業では独自に年1回の検査を行っていたそうですが、この検査がJRAの薬物検査要領と異なっていたそうです。

そのためこの要領に適合しない製品の流通を未然に防ぐ体制が整っていなかったため、検査から漏れた製品が流通してしまったとのこと。

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まとめ

今回は「グリーンカルとはどういう飼料?テオブロミンが検出された原因は?」ということで見てきましたが、いかがだったでしょうか。

グリーンカルとは競走馬用のカルシウムのサプリメントでした。

本来、原材料に含まれていないテオブロミンが混入した原因はグリーンカルの製造ラインにありました。

グリーンカルを製造している同じ建物の別のラインでカカオ豆が粉砕されており、この粉塵がグリーンカルの材料となるアルファルファミールに混入してしまったのが原因のようです。

またテオブロミンは人間にとっては害ではないですが、動物には危険な物質なので競走馬の今後の走りが心配されます。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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